※ グローランサーをプレイしていたら書きたくなったんス。
※ きっと妖精ユーリって可愛いよっ!!
※ って安易な考えからwwwww
※ 実際グロランは設定をちょいちょい貰っただけで、世界はどっちつかずな感じ。
※ そこまで深く考えてないwwwww
※ ただギャグで、エロを書きたい衝動にかられているだけ。


※ 以下はブログでちょっと書いた内容です。
※ これと本編設定はちょっと変わります。






紫紺の羽 (仮)





「ユーリ、頼むっ」
「了解っ!!ちょっと、待ってろよっ!!」

僕の肩から小さな光が飛び立つ。
その姿を僕は木陰から見送った。
光はふよふよとあちこち飛び回り、急ぎ僕の所に戻ってくる。

「大丈夫だな。兵もいない」
「そうか」

光は僕の差し出した手の上に収まると、光が解除されそこにはオレンジの羽を背に付けた黒髪、黒服の小さな妖精の男がいた。
彼と出会ったのは数か月前。
モンスターに追いかけられていた所を助けたのが始まりだった。
名をユーリと言った彼は、世界を助けてくれる勇者を探していたと言う。
僕にそんな力はない。
そう言ったのだが、彼は言った。
力なんて必要ない。大事なのは正しい事を正しいと言えるその心なのだと。
そう言うユーリの瞳には一切の迷いが無く、僕は彼を信じて彼と旅に出る事にした。
ただの一兵士だった僕が、今世界を救うために旅をしている。
ユーリと出会ってから、普通なら経験できない事を沢山してきた。
そして、今もその最中だった。
ユーリに兵がいないか確認して貰い、こっそりと歩く。
今、敵兵に見つかる訳にはいかない。

「エステリーゼ様をお助けして、その後、モルディオ博士に協力を依頼する」
「だな。それが一番いい」

どうしてもモルディオ博士の持っている知識が必要だ。
だから、僕たちは敵国に攫われたモルディオ博士の親友であるヒュラッセイン国の姫であるエステリーゼ姫を助ける必要があった。その為に今、こうして彼女がとらえられている監獄へ単独向かおうとしている。

「……ユーリ」
「ん?」

肩にユーリを座らせ、僕は素早く移動を繰り返す。

「愛してるよ」
「……オレもだ」

顔を真っ赤にして頷くユーリに僕は咽の奥で小さく笑う。
それに気を悪くしたのか、むっとしてそっぽを向くユーリがまた可愛い。

「…絶対に人間になる方法、手に入れて見せるから」
「ありがと、な。でも、無理すんなよ。オレのは後回しでいいからな」

世界が先だ。と言うユーリに頷く。
けど、僕にとってはどっちも大事だから。
どちらも必ずやり遂げる。そして…。

「絶対に大きくなった君を抱くっ!!」
「ってそっちが本音かよっ!!」

ギャーすギャーすと叫び、いつもの喧嘩。
それで敵兵に発見されるのもまた、いつものことだった。














頭リセットして本編へGO。