Daily life not to change おまけのH編





…確かにキスを仕掛けたのはオレだ。オレなんだが…。
フレンの手が顎にかかり、閉じている唇を無理矢理抉じ開け舌を押し込んで、そこかしこと暴れまくる舌に我慢ならず、オレはフレンを力の限り引き剥がした。

「お、おまっ、何考えてっ」
「え?何考えてって、ユーリの事だけど?」
「けろっといってんじゃねぇっ!そもそも、ここ何処だとっ?」
「ん?」

…無駄に爽やかな笑顔で誤魔化そうとすんなっ!
と掴みかかって、逆に捕まったりしたら何をされるか分からねぇ…。
すぃ〜っとフレンから距離をとるように、お湯の中を後方に逃げる。
が、しかし。

「おい、フレン…?」
「何だい?」
「こんな広い風呂なんだ。何もくっつかなくてもいいだろ?」
「でも、僕はくっついてたい」

そう言ってどんなに離れても、追いついてくる。
二人で風呂の淵をグルグルと回る。
…のぼせるっつーのっ!!
ザバァッと水音をでかでかとあげ、湯船を上がろうとした瞬間、行き成り腰を掴まれ引き寄せられて湯船に逆戻りした。

「おい…」
「もう少し一緒に入ろうよ。…ね、ユーリ?」
「ひゃっ!?」

腕の中に引きこまれたかと思うと、項に何かが触れた。
一瞬だが、この感触は間違いなく…舌だ。
予想外の物が触れて、変な声は出るわ、顔に熱が溜まるわ…散々だ。
しかし、オレが慌ててるのをいいことに、フレンは後ろから抱っこするようにオレを座らせた。
フレンの膝の間に座り、背中を胸に預けるとか、オレはお子様か…。

「…ユーリ…」
「えっ!?ちょ、まっ、んっ!?」

フレンの手が意味を持って動き出す。
後頭部に手を回されキスされてる最中に、フレンのもう一方の手は胸をなぞり、乳首を弄る。
捏ねて、摘まんで、押し潰す。
じんわりとした痛みが体に広がる。けど、痛みだけじゃおさまらない様にフレンにこの体は変えられた。
ゾクゾクと得体の知れない感覚が背筋を駆け上る。
息を吐いて、呼吸をして、逃したいこの感覚をフレンはキスをする事で押し止める。
やばい。…このままじゃ、やばい…。
フレンにばれない様に、こっそりと膝を合わせる。だが…。

「…駄目だよ。隠しちゃ…」
「や、やめっ!」

膝を割るようにフレンの手が潜り込み、オレのそこを握り込んだ。
こいつ、何考えてんだっ!?
ここは公共浴場だってのっ!?
突っ込みたい事は一杯あるけれど…フレンが手を動かし、オレの口を封じる。

「ふ、フレ、ン、や、やだぁ…」
「……可愛い声。大丈夫だよ。ユーリ…」

何が、大丈夫なんだよっ!!
フレンが首筋をなぞる様に舐め、ますます突っ込みなんて入れられない。
それでもフレンの手は止まらず、耳にふっと息を吹きかけられ体が震えあがる。

「…ユーリ、ほら、イって?」
「ばっ、ここ、風呂、っ、うっ、あっ、あぁっ!」

って言ってるのに、フレンの手はオレを追い上げる様にオレのを擦り上げ、フレンの声に導かれるまま達してしまった…。
…出しちまった…。風呂の中で…。

「……はぁ……はぁ…、どう、すんだよ、おま、えの所為だから、な」
「大丈夫。お湯は変えて貰うから」

そういう問題か…?
ってか、おいおいおいっ!?

「おま、いい加減にっ」

ガシッと手を掴むけれど、フレンの手はお構いなしに、潜り込み何時もフレンを受け入れている所に指を一本押し入って来た。

「あっ、や、めっ」
「やめない」

ぐりぐりと無理矢理そこをこじ開ける様に入ってくる指に、オレはなすがままだ。
勝手知ったる何とやらで、フレンはオレが一番敏感な所を突いてくる。

「アッ、あっ、んンッ」

声が出る。
自分の声だと思いたくなくて、両手で耳を塞ぐのに、自分の声は頭に響く。
その時…。

―――ガラッ。

ビクリッ。
驚き、中にあるフレンの指を締め付けてしまう。

『ちょっとジュディスっ!ホントに大丈夫なのっ!?』
『大丈夫よ。ユーリもフレンも覗く様な人じゃないもの』
『それは、そうですね。じゃあ、入りましょうか』
『のじゃ。ウチは別に覗かれても構わんのじゃっ!』

なん、だ…。女湯か…。
…って待てっ!?女湯っ!?

「うあっ!?」

驚いて締め付けて行くとこに、更にもう一本指が入り込む。

「ふれ、ゆ、指っ」
「うん?増やした方がいい?」
「やだっ!」

オレは今盛大に墓穴を掘ったんだろうか…?
更に指が増え、三本がバラバラにオレの中を掻き回す。
フレンとは何回も体を繋げてきたけれど、中にあるこの感覚だけは慣れない。
くっと曲げる様にそこを押し広げる指。

「お、湯、はぃ、るっ、やっ」
「大丈夫だよ。ただのお湯だから…」

フレンは一切やめる気がないらしい。
指がそこを慣らす度に、フレンは態とオレの極端に感じる所を掠めて行く。
広げられる度に、少しお湯が入り掻き取る様に出し入れされて…訳のわからない感覚に視界が滲む。

「もっ、いや、だぁっ……っ!?」

ずるりと中から指が一気に抜きだされる。
その後に来るのは当然あれで。オレは、それだけは阻止しようとするが、両膝を合わされ、裏に腕を通されて一気に持ち上げられて…。
覚悟する間もなく、一気に押し入れられた。

「ぁああっ、んんーーーっ!?」
「…くっ、ユーリ、声、大き過ぎ」

灼熱の棒がオレの中を突き上げる。
あまりの衝撃にオレの目からは涙が零れ落ち、声で痛みをやり過ごそうとしても、フレンの指がオレの口の中に入り声すらも塞がれる。
なんで、こんな風呂の中で…。
後でどうせ二人部屋なんだし、そこでやればいいだろっ!!
後ろからオレに楔を打った奴を睨みつけるが、その蒼い双眸は欲に燃えて受け入れてくれない。

「……動くよ?声、抑えてね?じゃないと、エステリーゼ様達に聞こえちゃうよ?」

そんなの絶対に御免だっ!!
必死に声を我慢しているのに、フレンは容赦なくオレを突きあげ始める。
しかも、声を上げやすい、感じやすい場所を集中的に責めあげ、明らかにオレの声を誘発させようとしていた。
頭を振り、なんとか込み上げる熱さを、霧散させようとするが、だがフレンの責めはそれ以上だった。

「…ふっ、ふれっ、やっ、ヤッ、アァッ」
「…ユーリ、…ユーリっ」

『そうだっ!ユーリとフレンに声をかけてみるのじゃっ!!』

嘘だろっ!?

『あ、いいですねっ!それっ!』
『ユーリィっ!!気持ち良いかーっ!?』
『フレンもどうですかーっ!?』

「……だって、ユーリ…?答えて、あげたら?」

無理だっ!出来ないっ!!
必死に頭を振って訴える。出来ない。出来る訳ないっ!!

『むぅ〜…。答えてくれんのじゃ…。こうなったらっ!覗くのじゃっ!』

ビクッ!!
体がありえない位震えた。
急激に締め付けてしまったそこに、フレンはくっと声を上げ、射精を耐える。
いっそ、出してくれたらいい。
そうしたらこの責め具は終われるのに。
けれど、塀の向こうからザバザバとお湯を掻き分ける音がする。
パティがこっちに来てるっ!?

「い、やっ、やだっ、ふれっ、ふれんっ」
「…うっ…、凄い、締め付け…っ」
「ぬぃ、てっ、ふれんっ、うあっ!?」

抜いてくれと訴えているのに、その締め付けに逆らう様にフレンは突き入れ、律動を早める。
ゾクゾクとじんわりと体中を巡る悦楽とパティに姿を見られる恐とが綯い交ぜになって、もう訳がわからないっ。
パティが近寄る音が、もう直ぐそこに聞こえて…っ!?
ぎゅっときつく目を閉じると…。

『パティ。声がしないと言う事は、もう上がったのではなくて?』
『むっ?』
『そうよ。それに、あ、あ、あいつらの裸なんて、み、見てもしょうがないでしょっ!!』
『むむ〜?それは違うぞ?リタ姐。そもそも…』

静かに音が遠ざかる。
助か、った…?
全身から力が抜けた瞬間、その反動を利用して更に激しく突き入れ、フレンがオレの前を扱き、深く深く奥へと入り込む。

「も、むり、ムリっ、イ、くっ!!」
「イって、ユーリ、……ッ!!」

フレンに抱えられた両足がピンと突っ張り、オレは達して、腹の中に熱を感じ、フレンも達した事が分かった。

「……凄く、気持ち良かったよ…。ユーリ」
「……そう…かよ…」
「えっ?あ、あれ?ユーリっ!?」

声が物凄く遠い。

…簡単な話だ。
風呂のしかも、湯船の中でSEXしたんだっ!
しかも、あんな緊張状態で、血が昇る様な事をされたら誰だって、逆上せるだろっ!!
フレンの反省を促すためにオレは暫く、具合の悪い振りをする事に決めた。

―――しかし、結局はあっさり看破され、またオレが謝るまでされてしまうのだが、これもまたオレとフレンの何時もの日常だった。





















アトガキ?

ひごモル様のリクエストでした(^◇^)
【二人にしっぽり温泉にでもつかってもらいたい。Hありなし自由】
いやぁ、頑張りましたwww
とりあえず、しっぽりって何だろう←
ってトコから入りましたので、ご期待に答えているかどうか…((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
前半はどうしても二人でいちゃいちゃしきれなかったので、どうせならとH編。
アタシの所のフレンは甘い空気を作ろうと頑張るのですが、何分ユーリが男前過ぎて甘くならない…コマッタ(・ω・; ゞ
あと、嫌がるユーリ大好きで…いや、何でもなかとです…。
と、とにかくこんな感じですが気に行って貰えると嬉しいですドキドキ(゚∀゚*)(*゚∀゚)ドキドキ
リクエスト有難うございましたっ!!
(他リクエスト、もう少しお待ちくださいませ〜)