僕だけの君の形


【後編】



母さんたちが町内会の集まりに行くと家を出た後。
家にしっかりと鍵を閉めて僕達は二人でテレビゲームをしていた。

「あう〜…また、負けた」
「どうやらユーリはパズルゲームは苦手みたいだね」
「う、うぅ〜…。フレン、もう一回っ!!」
「いいよ。いくらでも」

明日は調度土曜日で休みだし。
どんだけ夜ふかししても平気だろう。
ついでに今日はどっちの両親も町内の集まりで帰って来ない。
毎年この季節の集まりは、役員会議と称した花見兼泊まりの宴会だからだ。
…となると、今日が色んな意味でのチャンス。
ふと時計を見ると、今の時間は19時前。

「…ユーリ、そろそろ一旦ゲーム止めてご飯食べようか。今日はマーボーカレーらしいよ」
「マジっ!?食べるっ!」
「じゃあ、一旦片づけよう?」
「おうっ」

二人でゲームを片づけて、ユーリにはテーブルを布巾で拭いて貰って、僕はマーボーカレーを温め、ご飯を皿に盛る。
温めたマーボーカレーをご飯の上にかけて、テーブルに運び、冷蔵庫からサラダも出して、スプーンも用意する。
準備が出来た地点で二人で席につき、いただきますと食べ始めた。
会話をしながら食べてはいたものの、流石に会話が尽きて、何気なくテレビをつけた。

「あっ!?」

思わず声を出してしまう程、しまったと素直に後悔した。
テレビをつけて映った映像は、どうやら映画のようなのだが、その…ベッドシーンって奴で。

「…なぁ、フレン」
「え?あ、な、なんだいっ!?」
「これ、なにしてんだ?」
「こ、これは、その…あー…うー…」

来るだろうとは思っていた。
思っていたが、どう答えていいものか考えている最中に来た直球の質問に、頭がフル回転して答えを探している。
と、取りあえずチャンネルを変えようっ!
リモコンを持って、ピッとチャンネルを変える。
すると、そのチャンネルは普通の旅番組だったようで、ほっと胸を撫で下ろす。

「…そう言えば、前、アシェットが言ってたな。何か、男と女で裸でするプロレスがあるって」
「プロ、レス…。間違いなような、強ち間違いでも無い様な…」
「でも、知ってるぜ?あれは恋人通しがするんだろっ」
「う、うん。まぁ、それはそうだね」

どうしよう。
この質問責めからどうやって回避すれば…。
…ん?
いや、よく考えれば、これは利用出来るんでは?

「ねぇ、ユーリ」
「ん?」
「僕ね、ユーリと恋人になりたいな」
「恋人?」
「そう。恋人」

口にカレーを頬張り、もぐもぐと口を動かしながら、僕に今言われた事を理解しようと頭を働かせてるんだろう。
じっと、僕を見ている。
それでも理解の範疇を超えたのか、それとも何にも考えてないのか。

「…なる」

こくりと頷いた。
…意味理解してるのかな?
でも、他にとられるより、先に自分の物にしておいた方が…。

「ありがとう。じゃあこれからはユーリは僕の恋人だよ?」
「うん」
「絶対だよ?」
「うん」

ちゃんと頷いている。
…これでユーリは僕の物。
だよね?
あってるよね?
じゃあ…いいんだよね?唾付けても。
僕の心を知らず、ユーリはもきゅもきゅとご飯を食べ続け、勿論僕もその心を外には出さず、楽しく食事を終えた。
そのまま、少し食休みをして、きっちりと食器を片づけると僕はユーリを連れて自室へと向かった。
先にお風呂に入れても良かったんだけど…これからの事を考えるとやっぱりね。
そう言えば、ゴム買ってなかったな。
…まだ流石に妊娠はないか。年齢的にも。
逆に言えば、今しか中出し出来る時はないんだよね。
ユーリを部屋に入れると、自分の部屋と違うのが面白いのか、それとも珍しいのか。
目をきらきらさせて、色々見て回っている。
最終的に、ベットの大きさが楽しいのか、ベットの上で跳ねて遊んでいる。
そんなユーリにそっと近付き、ゆっくりと抱き締めた。

「フレン?」
「ユーリ、…僕達恋人になったんだよね?」
「うん」
「じゃあ、…してもいい?」

ほっぺにちゅっとキスを落とす。

「…痛くしないから。…駄目?」

…ずるい言い方だと思う。
何が何だか理解していないユーリに、主語を約した言い方。

「よくわかんねーけど、痛くないならいいぜ。あれだろ。さっきテレビでやってたことするんだろ?」

ギクッ。
出会った時から思ってたけど、ユーリって勘がやたら鋭い。
でも、まぁ、いいか。
許可も出た事だし。
ちゅっとユーリの唇にキスをする。
小さい口を割って舌をいれてユーリの舌と絡める。
甘い…。
ユーリの舌、予想通り甘い…。
キスにユーリの意識を集中させて、ユーリの着ていたTシャツを捲り上げる。
凄い、すべすべの肌…。
胸は流石にまだ、大きくはなって無い、か。
あれ?
でも早い女の子は、ある程度成長している子もいるよね?
……。
………ま、いいか。
呼吸を奪って、息が辛くなった時に唇を離して、ユーリの小さな胸の突起を口に含む。
すると、くすぐったいのかユーリがきゃっきゃっと笑いだす。
怖がってないし、大丈夫かな。
そのまま、下着ごとユーリのボトムを脱がし、…えっ!?

「…ユーリ」
「……んぁ?」
「ユーリってもしかして…男の子?」

そう。
ユーリの下半身に見慣れたものがある。
これは小さいしつるつるだけど、間違いなく男なら誰しもあるもので…。

「おう。オレは、男だぜっ」
「えぇっ!?」

新たな事実の判明に驚く。
ずっとずっと女の子だと思っていたっ!!
けど、そう言われれば、ユーリは短パンばっかり履いていたし、友達は男の子ばっかり。それに…一言も自分が女だって言ってない。

…だが。

良く考えてみる。
男の子だから結婚は出来ない。日本の法律ではそうなってる。
でも、いくらしても妊娠しないし、場所は違えど中だししちゃっても全然OKだし、例え男でもこんなに可愛いんだし。
…うん。

結果としては全然問題ないっ!!

結論を出す迄、コンマ三秒。

「ユーリ、大好きだよ」
「オレも、大好きっ」

うん。可愛い。
やっぱり男なんて事は些細な問題だ。
早速、ユーリの服を全て脱がして、自分も上着を脱ぎ捨てる。
えっと、そのまま入れると痛いだろうし、何か…あ、そうだ。
確か塗り薬があったような。
引き出しを漁り、塗り薬をとりだすと、指にたっぷりとつけて、ユーリのお尻の間の蕾へと塗りつける。

「ひゃっ!?フレン?」
「大丈夫、気にしないで。ユーリ、ほら、僕にキスして?」
「キス?」
「そう。さっきしたみたいに、ここに」

僕は空いてる手で唇を指し示す。
すると、ユーリは僕の首に抱き付き、ちゅっとキスをしてきた。
可愛いな。
おずおずと舌が僕の口の中に入り込んでくる。
たどたどしいその舌に、僕は自分から舌を絡ませ、強く吸い上げると、ユーリは喉の奥で小さく鳴いた。
ユーリの意識は全て舌にいっている。
今がチャンスとばかり、ユーリの中に指を押し込む。
…すごい締め付け。
それに狭い…。
僕の入るかな…?
体の中に異物が入ったのが分かって、ユーリが体を放そうとする。
だけど、僕はそれを許すつもりはない。
ユーリの後頭部を抑え、キスを深くする。
今まで僕の口内にあった舌を押し返して、ユーリの中へと移動して、ユーリの口内を舐めつくす。

「んっ……、んんっ……ンふっ……ふぁっ」

そっと指を動かして、一本だった所を二本に増やす。
…狭い。
指二本でもきつきつだ。
態と広げる様に指を少し広げると、ユーリの腰が逃げる。
けど、僕が頭を抑えている所為で、ほとんど逃げ切れていなかった。
ぐるりと中を混ぜるみたいに、慣らして、更にもう一本追加する。

「ぷはっ、やっ、ふれん、やぁっ」
「我慢我慢。恋人同士だったらこれはやらなきゃいけないことなんだよ」
「で、も、やだぁ…。気持ち、わるいぃ…」
「大丈夫、大丈夫だから」

もう一度、ユーリの口をキスで塞ぐ。
せめて、ユーリが気持ちいいと感じる所を見つけられれば。
そう思って指を動かした瞬間、びくっとユーリの腰が跳ねた。
どこだろう?
このつるつるしてるしこりの所かな?
そこをもう一度指で突くと、ユーリの腰が揺れる。
やっぱり、ここか。
分かってしまえば、こちらのものだ。
掠める様にそこに触れたり、態と大きく突いてみたり。
唇を離してユーリの顔を覗きこむと、その顔は真っ赤に染まり、アメジストの瞳は潤みゆらゆらと揺れていた。
その年齢の割に壮絶な色っぽさにごくりと唾を飲み込む。
指を引き抜き、そっと今まで指が解していた所に自分のを宛がい、ぎゅっとユーリを抱き締めた。
ユーリの呼吸が聞こえる。
それにタイミングを合わせて…。
ぐっと中に入り込んだ。

「―――ッ!?」

先の太い所が入ればなんとか…。
ユーリが泣き叫ばない様に、声をキスで抑え込む。
背中をどんどんと叩かれるけれど、痛みで震える腕では力も全然入っていなく痛くもなんともない。
太い所が何とか入り、僕はそのまま一気に中へと突き入れた。
流石に僕も苦しくて、唇を離し息を整え、ユーリの額へとキスを落とす。

「…ったくない、っていったぁ…、ひっく、ふぇ…」
「大丈夫。直ぐに痛くなくなるから…。僕は嘘なんか言わないよ」

そう。
嘘なんか言ってない。
絶対に気持ち良くして見せるから。
ユーリの呼吸が落ち着くのを待って、僕は一気に動き出す。
さっきユーリが感じた所を集中的に突いて行く。
すると、痛がっていた声は徐々に変わって行き…。

「や、やっ、ぞわ、ぞわ、するぅっ、ん、そ、こぉ、やぁっ」
「そのぞわぞわが気持ちいいって、事だよ、ユーリ」
「や、ん、んぁっ」
「ユーリ、言って。気持ちいいって。そうすれば、もっと良くなるから」

耳元で息を吹き込むように囁くと、きゅっと中が締まる。
それが気持ちよくて、もう一度と欲するようにユーリの胸をぺろりと舐めたりして、また締まった所を突き入れる。

「ほらっ、ユーリっ、気持ちいいっ!?」
「いいっ、ふれん、きもち、いいっ、よぉっ」
「……いい子だ」

突きあげるスピードをあげ、それでもユーリへと愛撫は止めず。
締め付けが強くなって行き、そして、僕はユーリの中に大量に吐き出した。


ユーリがこうして僕の恋人となって、僕は毎日ユーリを抱き続けた。
これでもう、ユーリは僕なしではいられないはず…。
だって、このユーリは僕だけのユーリなんだから…。




















アトガキっぽいもの。


ミルティ様のリクエストでした(^◇^)

年の差フレユリで中学生フレン×小学生ユーリ。

アタシ的には、フレンに「いい子だ」と言わせたかったんですっ!!
(行き成り何の話だwwwww)
それからタイトルの君の形。
うん、ぶっちゃけ下ネタですwwwww
ほら、ね?
小さい頃からフレンがユーリを抱いていたって事は、ユーリの蕾はフレンの形になっているってことで…。
( ´∀`)つ≡≡≡愛愛愛)Д`)グシャ
と言う訳でこんな感じになりましたがいかがでしょうか?
ではでは次のリクエスト完成までもう少しお待ちください(*^_^*)